アマゼは、アマゼロトのアマゼ。フィルは、アスラフィルのフィル。虚弱は、専用霊宝をつけたバラムの特性、ということで、アマゼロトとアスラフィルとバラムを軸にして、共襲のマスタークラス超幻獣「噪王ソーナ」を攻略してみたいと思います。写真は、今回ご紹介するパーティーで6ターン戦った結果です。フォトン運で変わりますが、だいたい100万ダメージ前後は出る編成となります。
今回は、誰でもできるというわけではなく、パーティーメンバーのメギドを持っている人向けです。なので、対象のメギドをお持ちでない方はごめんなさい、ということになります。上記パーティーのうち、ナベリウスがいない場合は、スキルフォトンの安定供給にやや難が出ますが、他のラッシュメギドでも一応成立します。バルバトスは、もしラッシュクロケルがいればその方がより安定すると思います(僕はラッシュクロケルをもっていないのです)。残り3人は固定ですね。
ソーナの特徴、攻略のポイントについても解説しておきますので、もしよろしければそちらだけでもご覧になっていってください。
噪王ソーナ攻略のポイント
ソーナの主力は奥義です。しかし、実はこの奥義、通常であれば大したことはありません。ソーナ―の攻撃力は1142と決して高くはなく、奥義は全体攻撃ではあるものの0.7倍の3連続攻撃と、倍率が低いため、この性能だけで言えば、致命傷となるほどの威力は出ません。
問題は、今回の共襲から追加された、超幻獣と戦っている間、敵味方共に影響を受ける特別な効果です。
ソーナのステージの特殊効果は、響撃ダメージ500%上昇。そして、ソーナの奥義は、大協奏中は響撃となります。つまり、大協奏中に奥義をもらうと、もともとたいしたことのないダメージが500%上昇してパーティー全体が瓦解する、というのがソーナを攻略する時にもっとも注意することです。
対応策を考える際には、ソーナの特性や、メギドのダメージ計算について理解しておく必要があります。まず、ソーナの特性からいきましょう。
・通常アタックで音符を1つ獲得する
・大協奏時に響撃を受けると、音符を2つ失う
・ソロモン側を封印状態にする
封印は、奥義が使えなくなる特殊状態のことです。大協奏など、協奏に関わる基本の事柄が分からない人は以下の記事を参考にしてください。
ソーナは、通常アタックでどんどん音符をためていき、音符が5つ以上たまった状態で奥義を撃つと、協奏による攻撃力上昇や範囲ダメージ上昇に加えて、ステージ効果の響撃ダメ―ジ500%上昇で一気に大ダメージとなります。
それを防ぐにはこちらも響撃で攻撃すればいいのですが、一部例外はあるものの、多くのメギドの響撃は、大協奏時のみ発現するので、音符をためる必要があります。ただし、全員が封印にかかっているので、奥義を使わずに音符をためて、響撃を放ち、ソーナの大協奏を妨害する、というのが攻略ポイントの1です。
攻略ポイントの2は、攻撃力低下、そして3は高防御による対抗が挙げられます。これは、メギド72のダメ―ジ計算式をある程度理解しておく必要があります。
メギド72のダメージ計算を簡単に説明すると、攻撃力と技倍率をかけ算した値から、受ける側の防御力を引いた値をまず出します。これを仮に「基礎ダメージ」としましょう。この基礎ダメージに、例えばスナイパーがファイターに攻撃していれば、クラス補正1.25倍、突風地形の相手に火属性ダメージで攻撃していれば属性コンボで2倍などの、ダメージ補正をかけ算していきます。
攻撃力×技倍率-防御力=基礎ダメージ
基礎ダメージ×ダメージ補正=最終ダメージ
例えば、レッドウィングなどの攻撃力上昇バフを使った場合、上記の攻撃力のところに上昇分をかけ算することになりますし、リャナンシーを装備した際に特性で発生する単体ダメージ上昇分は、基礎ダメージにかけ算することになります。ソーナのステージに発生する響撃ダメージ500%上昇は、基礎ダメージにかけ算するダメージ補正の1種ということになります。
で、ここからがポイントですが、ダメージ補正の値が高いと、少ない基礎ダメージが膨れ上がって大ダメージになりますが、それでも、基礎ダメージが少なすぎると、何倍しようが、何十倍しようが、大した値にならないことがあります。最も効果的なのは、攻撃力×技倍率の値を、防御力が上回ってしまうことです。そうした場合、0を何倍しても0ですから、ダメージ補正は意味を成さなくなります。ゲーム中では、この場合、ダメージ1として処理されます。
ソーナは、攻撃力低下の弱体効果が入ります。前述のとおり、攻撃力がもともとたいしたことがなく、技倍率は0.7と低い為、攻撃力低下や、ある程度以上の高防御で受けることによって、モーナの奥義は無力化することが可能です。ですから、ポイント2は攻撃力低下、ポイント3は高防御、ということになります。
もっとも、ポイント3の高防御については、奥義が使えない状況で大協奏にしながら響撃で高ダメ―ジを出す、ということを考えると、なかなか高防御のメギドだけでそろえるのが困難だと思います。ですから、高防御が有効というよりは、低防御が危険、と覚えておいてください。
防御力の低いメギドを使う場合は、霊宝で底上げをするだけで、思いのほかダメージ軽減に効果があります。そして、防御力が低いメギドを使う時には、ポイント1と2の、大協奏を妨害することや、攻撃力低下を入れる重要性が増すとお考えください。
また、別の弱点として、ソーナはフォトン破壊が入ります。ラッシュクロケルなら、スキルで音符をためつつ、響撃をいれつつ、フォトン破壊をする、というようなことが可能ですので、狙ってみると良いと思います。
まとめると、
- 奥義を使わず大協奏を維持して響撃をいれる
- 攻撃力低下をいれる
- 防御力を出来るだけ高くする
- フォトン破壊で妨害する
の4点が、ソーナ攻略の主なポイントとなります
アマゼフィルハーモニー虚弱楽団
さあ、いよいよアマゼフィルハーモニー虚弱楽団のご紹介です。パーティーは上記となります。前述のとおり、ラッシュバルバトスはラッシュクロケルの方がよりフォトン事故が少なくなり、オススメです。
これで何をするかというと、まず、アスラフィルの覚醒スキルによって、ライブを発動します。アスラフィルのライブ効果は、ライブ発動後にアスラフィルが使ったフォトンによってパーティー全体に様々な恩恵をもたらしますが、今回重要なのはスキルによる効果。パーティー全員の攻撃に、攻撃力、防御力、素早さの弱体効果を付与する、というものです。覚醒スキル+の時に、それぞれ7%、大協奏時であればそれぞれ10%の弱体効果が付与できます。この弱体効果は、パーティー1柱1柱の攻撃全てに付与され、それぞれのメギドが付与することで効果が重複します。アスラフィルのライブ後、全員で攻撃することによって、ソーナの攻撃力、防御力、素早さを大きく下げる、特に攻撃力を下げることによって奥義を無力化する、というのがポイントです。
しかし、全員で攻撃する為にフォトンをいちいち使っていては、自分達を大協奏にすることが難しくなってしまいます。そこで、アマゼロトです。アマゼロトのマスエフェクトには、前列のラッシュメギドが封印中だった場合に、自身にはスキルフォトン、それ以外にはアタックフォトンを毎ターン1つずつ付与する、というものがあります。ソーナは常にこちら側を封印してくるので、何もしなくても、アスラフィルとナベリウスにはアタックフォトンが、アマゼロトにはスキルフォトンが付与され、これで攻撃するごとにステータス弱体が入ることになります。
ラッシュバルバトスには、音符とダメージを稼ぐために、ミミックやインサニティなどのオーブも駆使しながらスキルフォトンをたくさん積んでいきます。もちろん、その過程でバルバトスの分の弱体も入ります。
仕上げに、専用霊宝を装備したバラムにアタックフォトンかスキルフォトンを1つをぽんと渡すと、バラムからは弱体と一緒に、虚弱が付与されることになります。虚弱は専用霊宝によってバラムが手に入れた新しい特殊状態で、虚弱が付与されると、状態異常か、弱体1種類ごとに被ダメージが30%上昇します。この場合、アスラフィルのライブ効果で、攻撃力、防御力、素早さの3種の弱体が入り、被ダメージが90%上昇します。90%ってすごいでしょう? バラムの専用霊宝について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
少し扱いがややこしいのは、アスラフィルに常にアタックフォトンが降ってくるため、ライブをした次のターンのアスラフィルにスキルフォトンを3つ渡して枠を埋めてしまわない限りは、アスラフィルが再覚醒してしまい、ライブで覚醒ゲージを減らさない限りはスキルで攻撃ができなくなります。
逆に言うと、2ターン目以降、アスラフィルはインサニティを使っても、ミミックを使っても、アタックスキルスキルと積まれることになり、必ずライブ発動して、さらにスキルの効果を付与することができる為、ライブによる弱体効果が途切れて大ダメージをもらうということは、ほぼありません。
後は、オーブも駆使して、ライブをしながら、バルバトスのスキルを主力、アスラフィルのスキルをサブとして攻撃していけば、ダメージは積みあがっていきます。
各メギドの役割
- アスラフィル:ライブ役兼、サブアタッカー。オーブは自身にスキルを2個付与するインサニティ(常設イベント:プルフラス・復讐の白百合で入手)を装備。
- ラッシュバルバトス:協奏開始役兼、アタッカー。オーブは自身にスキルを2個付与するインサニティ(常設イベント:プルフラス・復讐の白百合で入手)を装備。ラッシュクロケルがいる人は、アタックで音符が出せる為、ラッシュクロケルの方が安定すると思います。
- アマゼロト:マスエフェクト役。オーブは、対象にスキルフォトンを2個付与するガチャ産SRオーブ「ミミック」装備。アマゼロトは防御力が非常に低いため事故が起きやすいので、ハブ・ア・バイトや、改良型テツマリなどの霊宝を4つ装備して防御力の底上げをしておくことを推奨します。マスエフェクトのスキルで毎ターン自動的に攻撃します。
- バラム:虚弱役。オーブは、対象に暗闇を付与するガチャ産Rオーブ「バブルウーズ」装備。暗闇が付与できると、虚弱によるダメージがさらに向上します。
- ナベリウス:オーブによるスキルフォトン付与役。対象にスキルフォトンを2個付与するガチャ産SRオーブ「ミミック」装備。マスエフェクトのアタックで、毎ターン自動的に攻撃します。
基本の動き方
マスエフェクトのアタックフォトンを考慮しなければいけないので、ちょっと複雑です。分かりにくかったら、スクロールして先に動画を観てしまった方がいいかもしれません。
1ターン目でとれるスキルの数によって動き方が少し変わります。
■1ターン目でスキルが3つ以上取れた場合。
バルバトス:スキル
アスラフィル:スキル・スキル
バラム:余ったアタックなど
優先順位は、バルバトスのスキル1つが最優先、次いで、アスラフィルにスキル2つ。4つ以上スキルがとれた場合は残りをバルバトスに渡します。アタックが余ればバラムに攻撃させて、虚弱をつけておきます。アスラフィルにはマスエフェクトでアタックフォトンが付与されるので、この場合、覚醒スキルでライブ発動後、スキルで弱体付与効果発動、さらにアタックフォトンも音符になります。
2ターン目:味方ターゲット バルバトス
バルバトス:スキル
アスラフィル:できるだけスキルたくさん
バラム:余ったアタックフォトン
ナベリウス:ミミック
バルバトスをターゲットして、バルバトスにスキル1つ、ナベリウスがミミックを使うことで、バルバトスがスキル合計3つになります。アスラフィルは残りのスキルをできるだけたくさん積み、余ったアタックフォトンなどでバラムに攻撃させます。こうすると、アマゼロトと、ナベリウスもマスエフェクトでアタックフォトンを獲得するため、全員攻撃となり、弱体を重ねることができます。スキルが大量に出た場合は、1ターン目にバラムが攻撃出来ていればアスラフィルのスキルを優先、攻撃出来てない場合は虚弱をつけるためにバラムにもスキルを1つ渡しましょう。
以降、ライブが切れた場合とアスラフィルが覚醒した場合は、インサニティかミミックをアスラフィルに使ってライブ発動、バルバトスには場にあるスキルフォトンをできるだけ集中。逆にアスラフィルが覚醒していない場合は、ミミックはバルバトスに使い、アスラフィルは場にあるスキルフォトンで攻撃します。覚醒していない状態でも、アスラフィルにミミックを使うと、マスエフェクトのアタックで覚醒してライブが発動し、スキルによる攻撃はできなくなるので注意してください。
また、3ターン目以降に、余ったフォトンでバラムのバブルウーズを使うと、虚弱や弱体のつけ直しをしながら暗闇付与で、虚弱の効果によりダメ―ジがさらに30%上昇します。
■1ターン目にスキルフォトンが2つしか取れなかった場合。
バルバトス:スキル
アスラフィル:スキル・チャージ(orアタック)
バラム:アタック
この場合も最優先でバルバトスにスキル、次いでアスラフィルにスキル。アスラフィルにはスキルの後にチャージなどを渡しておくことで、弱体付与効果は発動しないものの、音符を増やせます。
2ターン目 アスラフィルターゲット
バルバトス:できるだけたくさんスキル
ナベリウス:ミミック
バラム:余ったアタックなどで攻撃
2ターン目に、ナベリウスがアスラフィルにミミックを使うことで、マスエフェクトのアタックで再覚醒し、覚醒スキルでライブ発動、スキルで弱体付与効果発動、という形が作れます。
以降は、1ターン目にスキルフォトンを3つ以上取れた場合と同様です。
ちなみに、1ターン目にスキルフォトンが1個以下しかとれないようなフォトン事故が起きた場合は、優先してアタックフォトンをとりましょう。相手がアタックフォトンで音符をためながら覚醒して奥義を撃つ、というのが最も危険です。大協奏でなければ、奥義を1発もらってもたいしたことはありません。
また2ターン目は、アスラフィルには場にあるスキルフォトンを1つ以上、バルバトスにはスキルフォトン1つ渡したうえでミミックを使います。こうすることで、できるだけ早く響撃を入れて、なんとか大協奏状態での奥義を受けない確率をあげます。
というところで、実際に6ターン動かした様子を撮影してきましたので、全員で弱体を入れて、ソーナの攻撃がことごとく1になっていく様子など、ご確認ください。
共襲 ロトフィルハーモニー虚弱楽団でソーナ攻略 【メギド72 】
音楽って、楽しいよ……!
協奏の超幻獣が来る、ということが分かった時、「奏王モーナ」のように敵味方協奏状態にしてくることは想像していましたが、まさか封印を使ってくるというのは予想外でした。しかし、今までのセオリーが使えなくなると、別の戦術が出てくるというのがメギド72の面白いところですね。
専用霊宝バラムとアスラフィルの組み合わせはともかくとして、アマゼロトが協奏パーティーに入るのはなかなかないかもしれません。必要なメギドをお持ちの方は、いつもと違う特別なメンバーで、いつもと違う協奏をぜひお楽しみください。