キマリスやオセ、マルチネなど、これまでも専用霊宝で強くなったり、使いやすくなったメギドはたくさんいますが、今回はすごいのがきましたね。バラムの専用霊宝です。バラムの専用霊宝を作ると何が変わるのか、特性と、スキルと、覚醒スキルと、奥義が変わります。「なんか全部変わってない?」「それもうほとんど別人じゃねーか!」と思ったあなた。ご安心ください。全部変わって、ゲーム攻略的には別人になってます。なにしろ厳密に言えば、アタックの仕様すら変わっていると言えるのですから。
ただし、別人になったと言っても、バラムというキャラクターが変わってしまったわけではありません。調停者として、よりいやらしく、バラムらしい性能にかわりました。そしてここが大事ですね、ものすごく強力になりました。通用する相手には、それまでの常識を覆すような倒し方も可能になっています。というわけで、専用霊宝をつけたバラムの解説をするとともに、新しいバラムを使って大幻獣のドゥーム、ジャガーノート、アシュトレトを倒してみたいと思います。アシュトレトは、専用霊宝バラムと最高に相性が良い7章加入メギドを使います、ストーリーが進んでなくて7章加入メギドは知りたくないよ、という方は、直前に警告を出しておきますので、そこでお戻りください。
ちなみに、今回ご紹介するパーティーは、ドゥームに関しては、大安定高速周回パーティーとなっておりますが、残り2つに関しては、実用圏内ではあるものの、他に適したメギドがいればもっと安定した攻略法もある、ぐらいの温度のものです。基本的には、大幻獣攻略記事ではなく、バラムの専用霊宝をご紹介し、運用の仕方や強みを実践にてお見せする目的の記事だとお考えください。
それではご紹介していきましょう! バラム育てたくなりますよー!
専用霊宝で何が変わったのか?
まずは、専用霊宝で何が変わったのか解説していきたいと思います。あまりに全てが変わりすぎて、専用霊宝をつける前と後で比較するとかえって分かりにくいので、いったん昔のバラムのことは忘れてください。もう、リジェネレイトしたぐらいのつもりで聴いていただいていいと思います。
■特性
- 奥義使用時、50%の確率で覚醒ゲージ消費が0になる
- 攻撃時、対象を3ターン虚弱状態にする
- 状態異常を付与した時、覚醒ゲージ+1
特性は、なんと3つになってます、3つ! とくに大事なのは、下2つ、まず攻撃時に対象を虚弱状態にする。虚弱状態というのはこの専用霊宝で新しく加えられた特殊状態で、虚弱状態になった相手は、状態異常もしくは弱体効果を1種類付与されるごとに、被ダメージが30%ずつ増加していきます。
攻撃時というのは、要は通常アタックだろうが、スキルや奥義だろうが、オーブで攻撃してもつきます。バラムの覚醒スキルはダメージを与えない技になっていますが、そこにもわざわざ虚弱状態を付与するとついているので、つまり、バラムの攻撃行動にほとんど全て虚弱がつくと思って大丈夫です。虚弱は特殊状態なので耐性はなく毎回付与確定、そしてターン経過以外で治癒することができません。
この特性によって、バラムは、状態異常や弱体を駆使しながら、ダメージ上昇のサポートができるメギドになりました。そして状態異常付与時に1覚醒するようになりました。これは各技とシナジーがあるので、個別に説明します。
技については、バラム自身が与えるダメージはあまり重要ではないので、割愛して、それ以外について説明していきます。
■スキル
大事なのは、敵が状態異常の時に、80%の確率で、2ターンの間、感電、防御力30%低下を付与する、という点ですね。感電と防御力低下がつくと、虚弱の効果でさらに被ダメージ60%上昇もつくことになります。ちなみに、アタック強化奥義がダメージ50%上昇、と言えば、これが相当強力であることがご理解いただけるんじゃないかと思います。
虚弱は状態異常ではなく特殊状態なので、虚弱をつけていても、それだけでは感電と防御力低下は発生しません。別に状態異常を前もってつけておく必要があります。感電を付与出来た場合は、特性によって1覚醒することになります。条件付きではありますが、バラムはスキルによる覚醒ができるようになったんですね。
■覚醒スキル
覚醒スキルは、敵全体を2ターン束縛にし、さらに3ターン虚弱にし、そして対象が状態異常だった場合は80%の確率で、めまいと攻撃力30%減少を2ターン付与する、というものです。
束縛、めまい、攻撃力30%低下が入ると、被ダメージが90%上昇がついてきます。これはもう、ほとんど地形コンボに近いレベルで、ものすごく強力です。また、全体攻撃力30%低下だけで相手のダメージソースを相当奪うことができます。しかも特性により束縛かめまいが入ると再覚醒するため、覚醒後はスキルを複数積むと、覚醒スキルを連発できることになります。これを利用して、最初の覚醒スキルで束縛をつけておいて、次の覚醒スキルでめまいと攻撃力低下という動きが強力です。
これが入ると、こちらのダメージは一気に上昇し、相手のダメージは激減して、圧倒的優位に立つことができます。
■奥義
そして、奥義です。奥義は本当にすごい、超強力。横一列を80%の確率で、2ターンの間素早さ60%ダウン、さらに相手が状態異常であれば、攻撃力、防御力も60%ダウン。
これ、アタック強化して撃つと、3ターンの間、攻防速を90%ダウンさせることが可能です。相手に弱体耐性がなくてこれが決まると、ステータス的にはほとんどただの雑魚、あるいはそれ以下になります。さらに、弱体が3つも入るので被ダメージ90%上昇。敵の攻撃はこちらに全く通用しないし、あっという間に倒せる状態になります。
他の強力なアタッカーが1撃必殺するのに近いレベルで、アタック強化ディザスターボムが決まれば、ほぼ勝ち、そういう奥義になりました。
覚醒スキルを撃った後、束縛が決まっていればバラムは特性で再覚醒するので、覚醒状態から、スキルアタックで、全体束縛からの列に攻防速弱体というのが、バラムの必殺技と言えそうです。
その他、バラムの使う状態異常に耐性があったとしても、他の状態異常にかかる相手であれば、虚弱にするだけで、1種類につき30%上昇バフがかかるため、バラムの出番があります。また、大幻獣オーブのスムドゥスによる完殺、オレイによる執心は耐性を持つ相手が非常に少ないので、バラムを連れていく際はセット運用すると手軽にダメージを上げる手段になります。
さあ、それでは新しいバラムを活用して、大幻獣を倒してみたいと思います。
ドゥームEX 2ターンクリア
2ターン目に、めまい、感電、呪い、のどれかが来て、アマイモンが奥義を撃てれば2ターンクリア。それ以外は3ターン目にクリア、という構成です。これは、専用霊宝前よりも、安定して簡単に倒せるパーティーになっていると思います。
攻略記事ではないと申しましたが、一応、オーブやパーティーメンバーの役割を解説しておくと
- バラム:感電、暗闇(バブルウーズ)
- フルーレティ:めまい、束縛、呪い(ブルーツリー)
- アマイモン:アタッカー、束縛、病気(レゼルボア)
- ナベリウス:素早さ、攻撃力、防御力の弱体(ムタチオン)
- フォラス:アタック強化、完殺(スムドゥス)
となります。()内は、直前に書いてある状態異常や弱体をつけるオーブです。バブルウーズのみガチャ排出のRオーブで、他はメインクエスト、常設イベント、大幻獣で入手できるものしかありません。アマイモンのレゼルボアは病気もつけられますが、物体特効によりダメージも上昇させています。動画では、最大強化したものを使っていますが、強化しなくても全く問題ないと思います。
従来と違う点は、ナベリウスとムタチオンを入れている点です。倒し方は、1ターン目にめまい、束縛、完殺(スムドゥス)を入れて、2ターン目に出た面の弱点属性とムタチオンによる攻撃力、防御力、素早さ低下を入れて、さらにどこかで1回バラムで殴って虚弱をつけておきます。その上で、アマイモンの奥義でとどめをさします。2ターン目に、オーブの待機時間が間に合わない病気と暗闇が来てしまった場合は、束縛を継続して、3ターン目とどめを刺します。
ムタチオンによる、素早さ、攻撃力、防御力の弱体、さらに、束縛、完殺と、その面の弱点の状態異常を入れると、計6種で虚弱による被ダメージ上昇が180%。さらにドゥームの特性で状態異常1種につき被ダメージ50%上昇ですので、束縛、完殺、その面の弱点属性で150%上昇ということになります。
動画では状態異常や弱体の数だけ奥義の威力があがるアマイモンがアタッカーを務めていますが、はっきりいって、あまり手間をかけずダメージが出せるアタッカーだったら誰でも良いでしょう。カウンターだとレゼルボアが使えるので、便利かもしれません。もっとも、ワンターンキルできてしまうので、病気の状態異常を捨ててもそれほど問題なかったりもします。ちなみに、アマイモンを使う場合、実はナベリウスとアマイモンは星6レベル70の時に素早さが同じで、どちらが先に行動するかがランダムになるため、ナベリウスを何か霊宝で少しでも素早さを上昇させておくと使いやすくなります。
ビックリするほど簡単に倒せるので、ぜひ、バラムの虚弱によるダメージアップの恐ろしさ、動画でご覧ください。
いかがでしょうか。ドゥームの体力は31万5600ですが、アマイモンの奥義は45万もはいっていて、完全にオーバーキルです。しかもこれ、フォラスはアタック強化していませんからね。実は、うまくチャージが取れずに奥義が間に合わなかったとしても、アタックやスキルを適当に繰り返しているだけで、簡単にドゥームを倒せてしまいます。なので、アタッカーはアマイモンでなくても大丈夫なんです。
さあ、次はジャガーノートをベヒモスで倒してみたいと思います。
ジャガーノートEXをベヒモスの通常アタックで倒そう
さて、今度はジャガーノート本体をベヒモス君の通常アタックで倒そう、という動画です。こちらは、まあまあの安定度で実用に足りますし、アタッカーもベヒモスがいなくとも、手軽に火力が出るラッシュメギドならわりと誰でもオッケーなんですが、ジャガーノート攻略に関しては他にもっと安定攻略できる方法もある、ということをお伝えしておきます。これは、バラムの奥義による弱体で、敵を無力化できる、というところをお見せするためのエキシビジョンのようなものとお考えください。
一応、メギド部でご紹介しているオリエンス式とビフロンス式の攻略も貼っておきますので、興味がある方はご覧ください。
さあ、ジャガーノートを倒しますよ。こちらも一応、各メギドの役割とオーブを解説しておきます。※()内はオーブ
オセ:アタッカー兼、ハイドロボム付与(流水の呪い師/最大強化)
バラム:虚弱、素早さ、攻撃、防御、束縛等の弱体や状態異常付与役(アッキピテル)
フリアエ:マスエフェクトで、バラムの覚醒ゲージを1短くし、スキルによる前列無敵や、オーブによる体力回復や状態異常治癒役(シアンカラット)
ベヒモス:アタッカー兼、ハイドロボム付与(流水の呪い師/最大強化)
フォラス:アタック強化役兼完殺(スムドゥス)
バラムのアッキピテルは、開幕覚醒ゲージを+1するもので、覚醒しやすくするためにつけています。
まず、バラムを覚醒、フォラスのスムドゥスで完殺をつけた後、アタック強化したバラム奥義を撃つことで、ジャガーノート本体に素早さ、攻撃力、防御力の弱体と虚弱をつけ、獣形態のベヒモスや、オセの奥義で倒す、という構成です。その後は雑魚も、バラムの覚醒スキルによって、束縛と攻撃力低下をつけることで、ベヒモスのアタックで簡単に倒せるようになります。
それでは動画ですが、注目いただきたいのは2点で、まず、バラムが奥義を撃つと、当然ジャガーノートから反撃を受けます。EXにおけるジャガーノートの反撃は、本来であれば致命傷ですが、バラムの弱体が入っている為、全くききません。その後覚醒スキルも撃ってきますが、そよ風といった程度。バラムの奥義がジャガーノートをほぼ無力化します。
そしてもう1点は、ベヒモスの通常アタックでジャガーノートの体力9万5千をけずりきるという、虚弱によるダメージ上昇です。
ちなみに、反撃をもらっても大丈夫なので、ベヒモスでなくても倒せます。オセでも、パイモンでも、簡単です。奥義の弱体が入る相手は、ほぼ無力化できる、という点を確認いただければと思います。
さあ、最後はチラ見え防止ネフィリムをはさみまして、バラムと最高に相性の良い、7章加入メギドを使ってアシュトレトを倒します。まだ7章攻略してないから、見たくないよ、という人はここでお戻りください。
アシュトレトEX2ターンクリア
最後はアシュトレト討伐ですが、これも、それなりに安定して2ターンで倒せて実用性のある編成ですが、前列主体かつ、わりと1ターン目にアタックフォトンやチャージフォトンをとらないといけないので、鼻先の目によるスキルの「テイルハザード」が来ると崩れがちという点で、他にもっと安全な構成もあるかな、という感じです。
ここでご紹介したいのは、バラムと最高に相性がいいメギド、ベルフェゴールです。バラムに専用霊宝が加わったことで、ベルフェゴールの性能が一気に上がったと言ってもいいでしょう。僕はこれを「ベルばら編成」と呼んでますが、それをご覧に入れる為のエキシビジョンであるとお考えください。
ポイントは、ベルフェゴールを星6にした時に使えるようになる秘奥義です。ベルフェゴールの秘奥義は、味方の体力を最大HPの30%にし、攻撃を2回無効化、そして敵全体の全てのフォトンを劣化させる、というもの。実はこのフォトン劣化というのは、弱体にあたるんですね。なので、そう、虚弱の対象となります。ベルフェゴールの秘奥義を撃つと、アタック劣化、スキル劣化、チャージ劣化の3種が入ったことになって、それだけで虚弱によって被ダメージ90%上昇が入ります。バラムが1発こづくだけで、秘奥義からの奥義の威力が90%上昇ですよ。一緒に使わない手はないでしょう。
今回倒すアシュトレトは、束縛に、素早さ、攻撃力、防御力低下も入るため、バラムとベルフェゴールでがんじがらめにして倒すことが可能です。
これも、各メギドの役割とオーブを解説しておきます。()内はオーブ
- ナベリウス:いたちブラスターによるアタックフォトン付与役(いたちブラスター)
- バラム:覚醒スキルと奥義で、素早さ、攻撃力、防御力低下と束縛、さらに虚弱を入れる(アッキピテル)
- フリアエ:マスエフェクトでバラムとベルフェゴール覚醒ゲージを1つ減らし、ゴルゴンで覚醒補助をする(ゴルゴン)
- ベルフェゴール:アタッカー兼秘奥義によるフォトン劣化役(ウェリテスオーク/最大強化)
- フォラス:アタック強化役兼、チャージフォトン付与役(災厄の魔櫃)
フリアエのマスエフェクトでバラムとベルフェゴールの覚醒ゲージを1つずつ減らします。覚醒しやすくなるとともに、ベルフェゴールの覚醒ゲージが2となって、2ターン目に秘奥義が使えるようになります。バラム、フリアエ、ベルフェゴールのトリオは鉄板です。また、ジャガーノートのところでも説明しましたが、アッキピテルはバラムの覚醒ゲージを開幕+1する為に装備しています。フリアエのゴルゴンは、ヒュブリーデでも良いです。
1ターン目にバラムを2ゲージ分以上、ベルフェゴールを1ゲージ分以上覚醒させます。すると2人とも、後1ゲージで覚醒、というところまでくるはずです。
2ターン目、フリアエがゴルゴンで2人を覚醒させ、バラムはスキルアタックと積んで、まず覚醒スキルで全体に束縛が入ります、特性で状態異常付与時に1覚醒する為、減ったゲージが元に戻り、アタックで奥義発動、素早さ、攻撃力、防御力に弱体が入ります。アシュトレトから反撃をもらいますが、弱体が入っているので、たいしたダメージにはなりません。
一方フォラスとナベリウスはベルフェゴールをターゲットして、災厄の魔櫃といたちブラスターを使用。ベルフェゴールにはチャージチャージアタックと積まれることになるため、秘奥義、覚醒、奥義、と連発します。
本来、アシュトレトはEXで5070という高防御を誇るため、本来であればなんらかしらの防御無視手段を使って攻撃するのがセオリーですが、バラムの奥義による防御力低下が入り、しかも虚弱による被ダメージ上昇効果は、束縛に、素早さ、防御力、攻撃力低下、さらにアタック、スキル、チャージ劣化の、計7種210%上昇となって、防御無視を一切つけなくても、十分どころかやりすぎくらいのダメ―ジが出ます。
それでは動画で、ベルばら編成の威力をご覧いただければと思います。
アシュトレト相手に、防御無視も使わないで6万ってすごくないですか。しかも実は、1ターン目にアタックダメージ50%軽減とか、防御力アップとかも入ってるんですが、それも含めて吹っ飛ばしてますね。
可能性を広げるバラム
専用霊宝を使ったバラム、いかがだったでしょうか。弱体が入ることで、敵を無力化したり、虚弱が入ることで、ムタチオンやベルフェゴールのように、バラム以外のオーブやメギドの使い勝手がガラッと変わるようなことが起きて、大変に面白い変化だと思います。何より、妨害のスペシャリストというバラムの立ち位置がより鮮明になったことが素晴らしいですね。
最後に、バラムと相性がいいメギドをもう1柱紹介したいと思います。アマイモンやベルフェゴールをご紹介しましたが、もう1人、カウンターアガレスの奥義も、実は付与されている状態異常と弱体の数で威力があがります。覚醒ゲージは4で奥義+の倍率は3.5と、そのまま使うと威力が微妙ですが、状態異常を2つつけただけでマルコシアスの奥義倍率を追い抜き、バラムとセットで使う場合には、例えば束縛と、攻防速の弱体をつけたとすれば、4ゲージ5.5倍と大変に強力なアタッカーに変貌します。ちなみに、攻撃力はマルコシアスより高かったりします。
まだまだ、色んな敵に対して、状態異常は何が入るか、弱体は耐性があるのか、等々を調べると、色んな相手に色んなメギドで戦える可能性があると思います。ぜひぜひバラムを育成して、たくさんの組み合わせを試してみてください。