2021年リリースされた指名可能メギドの中で、最も戦術的優先度が高いメギドはバーストウァサゴでしょう。メギドの強い弱いは色んな価値基準があって一概には言えませんが、バーストウァサゴが担う役割は非常に重要で、これを1柱で代替するのはかなり困難であると言えます。
ちなみに、もしあなたが、バーストフォラスや、ラッシュジズを持っていなかったとしたら、この2柱はウァサゴよりもさらに優先度が高いと思われます。詳しくは以下の記事をご確認ください。
ウァサゴは単体の性能として考えても非常に強力なメギドなんですが、指名チケット候補と考えた場合に、9章加入メギドと相性が良いことを外すわけにはいきません。簡単にいれば、ストーリーに出てくるメギドと相性が最高なので誰にとっても重要度が高いということなのですが、まだストーリー攻略中の人の中には、先々で仲間になるメギドの話をまだ聞きたくないという人もいるかと思います。9章加入メギドの話になる直前で警告を出しておくので、聞きたくない人はそこで戻るボタンを押していただければと思います。
ウァサゴの性能
ウァサゴの性能で特に重要なのは以下の3点です。
- 味方単体を全体化し、さらに全ステータスを50%上昇させる。
- 前列をアタック強化させる
- ステータス強化上昇量30%アップ
まずひとつめ。ウァサゴは全体化が使えます。味方を全体化させる能力を持つメギドは、記事執筆時点でバーストフォラスとウァサゴのみ、フォラスは覚醒スキルで全体化することができ、さらに攻撃力を20%上昇させます。一方ウァサゴは奥義によって全体化でき、攻撃力、防御力、素早さの全てを50%上昇させます。
フォラスは覚醒ゲージが5なのに対し、ウァサゴは4しかないので、覚醒が楽な点が1つ。また、フォラスは覚醒スキルなので継続的にかけなおす場合は便利ですが、1回の強化で蹴りをつけるような戦い方だとすると、ウァサゴのステータス上昇は非常に強力です。
さらにいうと、フォラスを全体化の役割から外せるということ自体も大きなメリットです。フォラスは特性でオーブの使用間隔が1ターン短くなることから、いろんな役割を担うことが多いメギドです。そのフォラスが全体化しなくても全体化戦術が使えるということは、戦い方の幅が大きく広がる可能性があります。
2つ目。ウァサゴは覚醒スキルで前列をアタック強化し、ターン終了時の自動回復15%をつけることができます。この列というのがミソで、アタッカーと同時に、ウァサゴ自身にもアタック強化をかけることができます。なので、覚醒スキルを使ってから、奥義を撃つ流れがウァサゴのテンプレで、先ほど紹介した奥義はすべての効果が1.5倍となり、攻撃力、防御力、素早さがすべて75%上昇となります。
また、他の奥義による攻撃力上昇を使うメギドとも相性がよく、配布でいえばバーストハーゲンティやラッシュボティス、ほかにも、ラッシュバティンやラッシュアマイモン、あるいはアンドレアルフスであれば、ダメージ軽減と固定ダメージ付与量が増やせます。
3つ目、ステータス強化上昇量30%上昇。ウァサゴは特性によってステータス上昇量が30%上昇します。ですから、覚醒スキルの自動回復は19.5%となり、ほぼ2割回復してくれます。さらに奥義の全ステータス上昇は、アタック強化の効果とかけ算で増えて、97.5%上昇となります。そう、50%上昇かと思っていたら、実際にはその倍なんですね。奥義レベルが3であれば、ステータス上昇量は100%を超えて、ウァサゴ1柱でアタッカーの攻撃力を倍にしてくれます。最大強化したレッドウィング実に3個分のバフ量です。
ちなみにそのレッドウィングは最大強化で攻撃力33%上昇となりますが、これの効果も1.3倍されて42.9%上昇になります。ハイドンが最大強化で40%上昇なので、ウァサゴが持つだけでRオーブが超SSRに大変身するわけです。実はレッドウィング使うだけでも強いメギドであると言えます。指名したけど使えないってことはまずないですね。
ウァサゴを使った編成例と動画
それでは実践編として、1例ですがウァサゴを使った編成をご紹介してみましょう。火力お化けのバーストバティンを、ウァサゴとウコバクの奥義で強化する構成。バーストメフィストがスキルで3人いっぺんに覚醒させ、ウァサゴの覚醒スキルでアタック強化をいっぺんにつけます。
ウコバクの奥義は攻撃力60%上昇させながら気炎のオーラをつけるもの。気炎のオーラには火属性ダメージと単体ダメージ上昇の効果があり、単体ダメージ上昇の効果こそ全体化によって発揮されませんが、アタック強化した攻撃力上昇は90%となり、ウコバクとウァサゴの奥義レベルをどちらも3まであげてあれば、ざっくり攻撃力200%上昇ということになります。
相手はユグドラシルEX、バティンの奥義レベルは4、霊宝は覚醒ゲージが多いほど攻撃力があがる霊魂の火種とストラーナヘッドが1つずつついています。(外し忘れたので中途半端な感じです……すいません)。ユグドラシルはダメージ軽減20%がついているので、それをさっぴいてみてもらうと、より威力がわかりやすいかもしれません。
全体攻撃にもかかわらず、最大で20万近いダメージが出てましたね。全体化しつつ強烈な攻撃力上昇バフを実現できるのがウァサゴの大きな魅力です。
さて、お次はストーリーメギドとの相性の話をしたいと思います。9章加入メギドの話がでてきますので、ストーリーでどんなメギドが加入するか知りたくない方はここでお戻りください。チラ見え防止ネフィリムを挟みましてからご紹介します。
最強コンビ! プルソン×ウァサゴ
ウァサゴとストーリーメギドの相性の話をすると、ウァサゴがバーストファイターであることから、アガリアレプトのマスエフェクトでウァサゴとアスモデウスの両方の覚醒ゲージを底上げする編成も非常に強力だったりするんですが、9章で加入するバーストプルソンとの相性の良さはさらに素晴らしいものです。
プルソンの奥義は特殊で、攻撃する敵と、プルソンのステータス強化の種類を比較して、敵よりもプルソンのステータス強化の種類が多ければ多いほどダメージが上昇します。最大5種類多いときに、5倍の特効がつき、その効果は絶大です。地形コンボがダメージ2倍であるといえば、5倍ってとんでもないことがご理解いただけると思います。
そうなればプルソンに最大5種のステータス強化をつけたくなります。そんな時、ウァサゴはというと、覚醒スキルから奥義を撃つ流れで、アタック強化、自動回復、攻撃力上昇、防御力上昇、素早さ上昇、全体化と、実に6種を1柱でつけることが可能なのです。しかも全体化、しかも攻撃力を劇的にあげるので、プルソンが劇的に強くなる組み合わせとなっています。
それでは、編成例を御覧に入れます。
相手はジャガーノートEX。地形コンボが使えないため、本来はハイドロボムをつけることでダメージを増やす相手ですが、ウァサゴ×プルソンであればそんなものなくても余裕です。
フォラスのボーパルバニーとメフィストのスキルで前列を覚醒、ウァサゴの覚醒スキルで列にアタック強化し、ウァサゴの奥義、アマイモンの奥義で強化したプルソンで攻撃します。なお、アマイモンは覚醒ゲージが2と少なく、奥義で攻撃力上昇ができる優秀なメギドですが、いなければ他のメギドで代替しても十分だと思います。
ちなみに、プルソンの奥義レベルは6、霊宝は全体攻撃ダメージを上昇させる希望の指輪を2つに、グラキエース・ソルと紅蓮の塗料をつけています(これも外し忘れです)
私にここまでさせるなんて!
プルソン君、地形コンボもなしで20万を余裕に越えるダメージを出してましたね。地形コンボじゃないということで、飛んでる相手や地形無効にも高ダメージが出せ、大変貴重な戦力になります。ちなみに、ジャガーノートは盾型の雑魚がジャガーノート本体に防御力上昇をつけるため、プルソンの強化は5種ではなく6種必要になります。しかし、ウァサゴ1柱で6種なので、まったく問題ありません。(ついでに言えばアマイモンがダメージ軽減をつけていて、この動画のプルソンは7種の強化が入っています)
ウァサゴは単体で見ても非常に強力なサポート役ですが、アスモデウスやプルソンとの相性の良さから、アジトにいるメギドにかかわらず、戦術的に重要な役割を担うことができるメギドです。指名チケット候補で迷っている方は、ぜひ検討してみてください。