いきなりですが、行動順クイーズ! ベリーハード! かなり難しいので、出来なくてもくじけないように。これがスラスラ解ける人は、この記事は読まなくても大丈夫! この記事は、基礎の基礎から、この問題がとけるところまで理論を踏まえてやっていくので、全然わかんない! と思った人は行動順について学びましょう!
上記画像のフォトン配布状態
バルバトスに スキル・スキル
ムルムルに チャージ・アタック・アタック
と積まれた状況で、以下の行動順シートの空欄にメギドの名前を入れましょう。なお、敵の行動については考えず、順番は味方メギドの中での順番とします。
ヒント1、ムルムルの奥義は全員にアタックフォトンを付与します。
ヒント2、アンドロマリウスの奥義は、全員にスキルフォトンを付与します。
ヒント3、ブエルのスキルは、後列を1覚醒します。
- ムルムル チャージ
- バルバトス スキル
- ムルムル 奥義
- ( )奥義
- ( )奥義
- ( )スキル
- ( )スキル
- ( )覚醒スキル
- ( )アタック
- ( )スキル
さあ、いかがでしょう。メギドが何をするかはあらかじめ埋めておいたので、それをヒントに考えてみるのもいいでしょう。どうしてこうなるか、まで分かる人は満点ですね。解答チラ見え防止のブエルをはさんで解答にいきましょう!
メギド行動順クイズベリーハード解答
それでは解答です! 分かりやすく動画でもお送りしてみます!
というわけで、こうなります。
- ムルムル チャージ
- バルバトス スキル
- ムルムル 奥義
- ブエル 奥義
- アンドロマリウス 奥義
- ブエル スキル
- アンドロマリウス スキル
- バルバトス 覚醒スキル
- ガープ アタック
- ガープ スキル
いかがだったでしょうか? ムルムル奥義の後、ブエル、アンドロマリウス、ブエル、アンドロマリウスと交互に行動した後、バルバトスに行って、最後にまとめてガープが2回行動、分かりましたか?
普段協奏などでムルムルやアンドロマリウスを使っている人はまだしも、フォトン追加系をあまり使っていないと、とても不思議な行動順に思える人もいるのではないでしょうか。というわけで、基礎の基礎から応用まで、メギド行動順について学習していきたいと思います。もっとも、基礎部分はともかくとして、ほとんどの場合、上記の問題のような複雑なメギドの行動順について完全に理解している必要はありません。ですから、途中で分からなくなっても、あまり悩む必要はありません。読み物的に楽しんでいただけたら、それでも結構です。
ただし、アンドロマリウスやムルムルのようなフォトン配布能力を使ってピタゴラスイッチ的なコンボを考える時には、必要となる学問です。実は、今、僕の中で新しい形の協奏パーティの提案がありまして、それをご紹介するにあたって、最初に行動順について記事を作っておいた方が分かりやすくなるかなと考えて、この記事を書いております。
そんな感じで、お付き合いいただけましたら幸いです。一応、自分の中で破綻なく理論が組めていると思っているんですが、仕様を見たわけでもありませんし、いくつかの検証を経て結論に辿り着いただけなので、間違いがあるかもしれません。間違いがあればご指摘いただければ研究がさらに進むと思います。
全部終わったら、最後にこの難易度ベリーハードの解答の動画について、どうしてこうなるのか解説しますよ!
初級編 メギド行動順の基礎
まずは、基礎部分から
- 素早さの順にフォトンを1つずつ使う(素早さ順はキャラクターの足元右側に数字で表示される)
- フォトンを持っているキャラクターが全員1つずつ使うと、次にまた素早さの順に2つ目を使う、これをフォトンが無くなるまで繰り返す
- バフやデバフで素早さが変わっても、ターン経過中の行動順は変わらない
- フォトンが破壊・奪取されると、次に積まれているフォトンをすぐに使えるわけではなく、順番が1回飛ばされる
上記のことは大体の人が把握しているのではないでしょうか。ちょっとややこしいのは、フォトン破壊・奪取かもしれませんね。フォトンが破壊されると、自分の順番に2番目に積んだフォトンを使うのではなく、順番が1回飛ばされる現象が起きます。なのでフォトン破壊を繰り返すと、相手に全く行動させないようなことも可能になります。
中級編 「巡」と「行動権」
これらのことを説明する時、2つの概念が必要になります。まず初めにお話するのは、1つのターンの中に存在する、1巡目、2巡目、という概念。呼び名は決まりが無いので、便宜的に「巡(じゅん)」を使います。フォトン1つ目をみんなが使うのが1巡目、フォトン2つ目をみんなが使うのが2巡目、というように考えます。
そしてもう1つ、どうもメギドの行動順には「行動権」のようなものが存在するようです。フォトンを持っていても行動権が無ければ行動できず、フォトン破壊や奪取は、行動権そのものを消失させる効果を持つようです。
つまり、フォトンを持っているキャラクターは、1巡目に素早さの高いキャラクターから持っているフォトンの1つ目を使い、全員が使い終わると、同じように2巡目、3巡目と回っていく、ただし、フォトン破壊や奪取が行われると、フォトンが失われるだけでなく、行動権が失われて順番が飛ばされる、ということになります。
ちなみに、3つフォトンを積んでいる相手に対して、1ターンに2つのフォトンを破壊すると、どうなるか。相手は、1巡目と2巡目の行動権が失われて、3巡目に行動することになります。そう、どうも行動権というのは、1巡目の行動権、2巡目の行動権、というように管理されているようなのです。
ちょっと検証動画を用意しました。フォラスがフォトンを3個積んでいる状態で、1巡目にアンドレアルフスとグレモリーがフォトンを破壊します。
1巡目、まずマルバスがチャージ、アンドレアルフスとグレモリーがフォラスのフォトンを破壊して、フォラスは動けないまま。2巡目、マルバスがスキルで回復、フォラスまだ動けず、3巡目、マルバスのアタックでフォラスが倒れる、という様子が観れたのではないかと思います。
さあ、ここまでが前提です。1ターンの中にも1巡目、2巡目というラウンドが存在している。フォトンを使用する行動権があり、それは1巡目の行動権、2巡目の行動権というように1ターンの中で巡に従って複数で管理されている。
ここから問題の、フォトンを追加した時の挙動について説明します。
上級編 ターンの途中でフォトンを追加した時の行動順
ターンの途中でフォトンを追加するとどうなるか。端的に言うと、
その時、行動権のあるキャラクターの中で素早い順に、行動権が無くなるまでフォトンを使う。
ということになります。
この行動権のある、というのがどういう状態か。例えば、フォトンが付与されたのが1巡目であれば簡単です。フォトンを1回使ったキャラクターは1巡目の行動権を使い切っていることになるので、まだフォトンを使っていないキャラクターの中で素早い順に行動し、それが終わると2巡目が始まります。
では、フォトンが付与されたのが2巡目だとどうなるのか。それは、2巡目までの行動権が残っているキャラクターが素早い順にフォトンを使います。例えば、フォトンを全く使っていないキャラクターAと、フォトンを1個使ったキャラクターBと、フォトンを2個使ったキャラクターCがいれば、Cだけが行動権を使い切っているので、AとBの中で素早い順に行動する、ということになります。Bはすでにフォトンを1個使っているから、行動が遅れる、ということはありません。そしてそれらが終わると、3巡目が始まる、というわけです。
また、極めて珍しい(だが、協奏パーティーではよくある)パターンとして、例えば前述の全くフォトンを使っていないAに対して、2巡目にフォトンが2つ付与されるとどうなるのか。実は、自分が行動できるタイミングで2個を立て続けに使うことになります。これが、行動権が無くなるまでフォトンを使う、ということです。
以上を踏まえまして、メギド行動順クイズ 難易度ハードをご用意しました。冒頭のよりはだいぶ簡単ですよ。
上記のフォトン配布状態
ナベリウスに アタック・アタック・オーブ(いたちブラスター)
マルバスに スキル・スキル
と積まれた状況で、味方のターゲットがアンドロマリウスの時、以下の行動順シートの空欄にメギドの名前を入れましょう。なお、敵の行動については考えず、順番は味方メギドの中での順番とします。
ヒント1、いたちブラスターは味方単体にアタックフォトンを付与します。
ヒント2、アンドロマリウスの奥義は、全員にスキルフォトンを付与します。
- マルバス スキル
- ナベリウス アタック
- マルバス スキル
- ナベリウス アタック
- ナベリウス オーブ
- アンドロマリウス 奥義
- ( )スキル
- ( )スキル
- ( )スキル
- ( )スキル
- ( )スキル
さあ、今度はいけますか? 解答チラ見え防止マリウスをはさみまして、解答にいきましよう!
それでは解答です! 今回も動画でお送りしてみます。
というわけで、
- マルバス スキル
- ナベリウス アタック
- マルバス スキル
- ナベリウス アタック
- ナベリウス オーブ
- アンドロマリウス 奥義
- マルバススキル
- アンドロマリウススキル
- ガープスキル
- ハルファススキル
- ナベリウススキル
となります。ナベリウスが3巡目にいたちブラスターを使ってアンドロマリウスにアタックフォトンを付与、それを使ってアンドロマリウスが奥義を撃って全員にスキルフォトンを付与しました。この時、3巡目でスキルを付与した、という状態になります。3巡目までの行動を見ると、ナベリウスが3回行動、マルバスが2回、アンドロマリウスが1回なので、ナベリウスだけが行動権を使い切っていることになります。アンドロマリウスは3巡目に奥義を使っているんですが、行動権は1回分しか使っていない、というのがポイントですね。
ですからナベリウスだけが3巡目の行動ができなくなり、あとはマルバスはもう2回行動しているとか、アンドロマリウスが奥義を撃ってフォトンを付与した、とかは関係なく、素早い順に動くことになります。素早い順に、マルバス、アンドロマリウス、ガープ、ハルファスと行動したら、それで3巡目が終わり、その後ナベリウスが4巡目にスキルを使った、ということになります。
いかがですか? ついてきてますか! それでは、冒頭のベリーハード問題を、解説して終わりましょう!
メギド行動順クイズベリーハード 解答の解説
ふたたび、冒頭の子の画像から、どういう動きになるのか、どうしてそうなるのか解説していきます。一応、確認したい人の為に解答の動画とテキストも再度貼っておきますね。
- ムルムル チャージ
- バルバトス スキル
- ムルムル 奥義
- ブエル 奥義
- アンドロマリウス 奥義
- ブエル スキル
- アンドロマリウス スキル
- バルバトス 覚醒スキル
- ガープ アタック
- ガープ スキル
では、どうしてこうなるのか。解説いきますよー!
1巡目、ムルムルチャージ、バルバトススキル。2巡目、ムルムル奥義。ムルムルの奥義で全員にアタックフォトンが配布されます。この時、1巡目にスキルを撃ったバルバトスを含めて、ムルムル以外のパーティーメンバ―全員に行動権が残っています。そこで、素早い順に2巡目の行動を開始します。
まず、ブエルが奥義、続いてアンドロマリウスが奥義。アンドロマリウスの奥義で全員にスキルフォトンが配られます。アンドロマリウスの奥義は、2巡目の行動なので、ここでまた、2巡目に行動権が残っているメギドが素早い順に動きます。行動権があるのは誰か、ムルムルを除いて、奥義1回のブエル、奥義1回のアンドロマリウス、スキル1回のバルバトス、行動していないガープの4人に行動権が残っています。
そこでまた素早い順ということで、ブエルがスキル、アンドロマリウスがスキル、そしてバルバトスが覚醒スキルを使うと、バルバトスは1巡目にすでに1回スキルを使っているのでここで行動権を使い切り、やっと、素早さが1番遅いガープに順番が回って、アタック、スキルと連続で使って、2巡目が終わる、というのが一連の流れです。
ブエルが奥義を撃った後、アンドロマリウスが奥義を撃った時に、ブエルもアンドロマリウスも行動権が残っているので、もう一度ブエルアンドロマリウスと行動が重なるのが非常に不思議な動きですよね。そして素早さの遅いガープ君は、全員が2巡目までの行動が終わるまでじっと待って、最後に行動権2回を使い切るためにアタックスキルと連続行動することになるわけです。
いかがだったでしょうか? 難しかったですか? 前述した通り、ほとんどの場合はここまで複雑な行動順のロジックについて完全に理解する必要はありません。ムルムルとアンドロマリウスを使った協奏でも、2人が奥義を撃つようにして適当に回しておけば、大体の場合はオッケーです。
でももし、フォトン付与を使ってピタゴラスイッチ的に複雑な動きをするコンボを組んでみたいのに、なんだか思い通りの動きにならない、という時には、思い出していただけると原因が分かるかと思います。
次回はそんな、ピタゴラスイッチ的な協奏パーティをご紹介したいと思いますので、ぜひ、お楽しみに!