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オリエンス修正問題 プロデューサーレターの問題点とこれから

オリエンスの不具合による修正問題で、2019年11月28日、宮前プロデューサーによる、プロデューサーレターで経緯に関する説明がなされ、追って、同日に「一連のご迷惑に関するお詫び」としたゲーム内お知らせで、魔宝石の補填が発表されました。

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一応、必要な部分を引用しつつお話していきますが、一度プロデューサーレターに目を通していただいてから、こちらの記事を読んでいただいた方が分かりやすいと思います。

 

また、オリエンス修正問題には別記事で経緯や問題点をまとめておりますので、全体の経緯を知りたい方はそちらをご覧ください。

www.megido72club.com

 

さて、プロデューサーレターとお知らせについて、魔宝石による補填を先にお話しますと、まず、ゲームをプレイしているユーザー全てに魔宝石5000個を配布。メギドでは1500個で10連なので、30連以上できる石が配布されることになります。

 

また、不具合の修正のお詫びとして『激★魔宴召喚「スピーディに撃ち抜け!超新星オリエンス」』と『「ボケっとするな!帰ってきた説教魔人」』で使用した魔宝石を、全て同じ数だけ返還するとのことです。

 

これも人によって考え方が違うので一概には言えませんが、僕が考える限り、補填としては十分以上であり、この魔宝石の返還をもって、おおむね事態は収束にむかっていくだろうと思います。

 

プロデューサーレターには、大変に詳細な経緯が綴られていました。これに対して、Twitterなどで様々な反応が見られましたが、これでよかった、安心したという声もたくさんあります。

 

僕は、本当に正直に自分が思った通り書くと、これですべてスッキリ解決したとは、言い難い内容だと思ってしまいました。もう、魔宝石の返還で収束していくのだから、余計なことを言わなくてもいいかもしれない、納得している人がいるんだから蒸し返す必要はないかもしれない、とも考えましたが、最後までこの問題について、嘘偽りなくきちんと自分の考えを残しておこうと思い、書くことにしました。

 

僕が疑問に感じたのは2点。オリエンスの不具合が発見されなかった経緯と、もう1つ、この魔宝石は、何のお詫びなのかについてです。

 

オリエンスの不具合は本当に早期に発見できないものなのか

プロデューサーレターを読むと早期に発見できなかった理由とした、以下のように書かれています。

通常、リリース後の不具合の検知は普段は、主に下記のパターンが多いです。
①お客様からいただくご意見やお問い合わせ
②スタッフのプレイでの発見
③ネットでの話題

今回においては、①は通常の仕様質問として少数あり、サポート部門でヘルプ文言を案内しました。しかし、その際挙動の検証は行っていなかったため、不具合に気付くことができませんでした。
②についても上記理由で意識できておりませんでした。
③においては、公式ポータル含めオリエンスの強さが話題になっていたことは、オリエンスがリリースされた直後から把握しておりましたが、内容の詳細までは確認できておらず、その段階では不具合を察知するに至りませんでした。

 続けて、 

 リリースされた直後は周辺スタッフとプライベート端末でワイワイ言いながらやってみることが多いです。
ですが、オリエンスの覚醒スキルの不具合は「効果が異なる複数種類のバレットを使用したとき」に発動するものなので、その時点では不具合が発生していることをプライベート端末では察知しきれませんでした。
11月10日以降にフォカロル(ラッシュ)がリリースされ、入手できたスタッフが「固定ダメージを付与する効果をもつバレット」をプライベート時間で触れるようになり、そこで初めて企画担当スタッフが意図と異なる挙動になっていることに気が付きました。

 としています。この中で、スタッフのプレイについての部分にまず疑問を持ちました。ここには、複数種類のバレットを使用した時に発動するため、フォカロルの固定ダメージ付与をして初めて気がついた、と書いてあります。

 

しかし、オリエンス登場時には、バレットを生成するメギドとしてカウンターアガレスも配布していました。オリエンスを実際に使いこんでいない人には分かりにくいかもしれませんが、通常、オリエンスだけでバレットを回して使うことはあまりありません。オリエンスはゲージ4の奥義のみでバレットを生成するので、これを繰り返してバレットを2ずつためて覚醒スキルで放つのは、大変効率が悪いからです。

 

オリエンスをリーダーにした時、オリエンスが覚醒状態でスタートし、オリエンスのマスエフェクトによってアガレスの覚醒ゲージが3になるので、まず既に覚醒しているオリエンスにアタックフォトンを1つ渡して奥義を放ち、その後クロケルやブエル、あるいはヒュブリーデやウィッチスリザーといった列覚醒オーブでアガレスとオリエンスを覚醒させて、アガレスに覚醒スキルでバレットを稼がせたところで、オリエンスの覚醒スキルで一気に放つ、というのがオリエンスとアガレスを使う時に取りやすい戦術かと思います。

 

オリエンスのバレットには、ダメージ60%上昇と強化解除、アガレスのバレットには、防御力80%無視と、感電80%という効果がついています。なので、もし宮前プロデューサーが言う元々の仕様通りであれば、最初の2発だけ強化解除がつき、残りは感電だけが付与される、ということになります。現状ではどうなるか、分かりやすい動画を作ってきたので、ご覧ください。敵はアシュトレト、感電耐性があるため、オリエンスの強化解除のみ確認できます。


オリエンスとアガレスのバレットを混ぜた時の挙動

ご覧いただくと分かると思うんですが、連続して強化解除が発生します。これは本来の仕様であればおかしい動作ということになります。強化解除が起こるのは最初の2発だけです。

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一応、言っておくと、これはわざと挙動が分かりやすい相手を選んでいるので、普段プレイしていてオリエンスを使えば絶対に気がつくはずだ、とまでは申しません。倒してしまえば強化解除されませんので気がつきません。オリエンスを持っているユーザーでも、気がつかなかった人はわりといるんじゃないかと思っています。

 

その気で試せばすぐに気がつく、程度かなと思います。つまり僕がオリエンスを手に入れて、覚醒スキルで消費したバレットはその効果が全部同時に発動するのだろうか、と思った程度に、開発スタッフの誰かが、オリエンスの覚醒スキルは仕様通りに動いているかな、と思って試せば即座に気がつくと思います。また、本来の仕様では、この連射は連続攻撃ではなく1発ずつの攻撃が何度も繰り返される為、連続攻撃ダメージ上昇バフなどは乗らず、逆に、点穴がたまっていれば、1発目に点穴が乗ることになっているそうです。連続ダメージ上昇バフはやや分かりにくくはありますが、点穴が乗らないことは1度でも試せば一目瞭然でしょう。

 

その程度の分かりやすさで、そして、宮前プロデューサーの説明だとそこに気がつけていなかった、ということになります。

 

そこで2つの可能性を考えました。そしてそのどちらも、非常にマズイと思いました。

 

不具合に気がつけない開発体制だった場合

1つ目は、普通に、宮前プロデューサーの言うことが、そのまま真実だった場合。プロデューサーレターには、不具合が起きたままリリースされた経緯について

そして、発覚後に分かったことですが 、仕様書や内部資料に曖昧な点があり、担当者間でも一部認識に齟齬がありました。
そのため、リリース前に行う動作チェックにおいて、発動する効果の大きさについては、問題がないものとして通ってしまいました。
チェックをする側のメンバーに正しく情報が渡っていなかったことも、事態を防ぎきれなかった要因のひとつです。

 

としています。前述した話とこれらの情報をまとめますと、 動作のチェックをする人間に正しい仕様が伝わってなく、ユーザーからの問い合わせがあっても検証することなくヘルプ文言を案内し、おそらくはその報告が開発の上流で共有されることもなく、ネットで話題になっても詳細を確認することはせず、そして、正しい仕様を理解しているスタッフがただの1人も、実機できちんと動いているか試していない、ということになります。動画でご覧にいれた通り、確認するつもりで試せば、即座に分かるはずなんです。

 

ちなみに、オリエンスの複数バレット消費については、GameWithの攻略記事にも掲載しています。

f:id:TaoriHiromu:20191129045357p:plain

【メギド72】「バレットアーツ」状態とは?|バレットを作って撃つ! - GameWith

 

これも、一切、確認をしていなかった、ということになります。オリエンスの不具合に全く気がつかないのは、相当に不自然な事態なので、その不自然な事態について説明すると、絶体に不具合に気がつけない体制で開発していた、という話をすることになるんですね。

 

それはどう考えてもマズイわけです。宮前プロデューサーはこれを怠慢と言われれば弁解できないと書きましたが、そうではないでしょう。これは破綻です。2周年イベント、本編ストーリー、72時間イベント等々が重なった結果、オーバーフローを起こしてチェック機能がゼロに等しくなっているわけですから、問題は起こるべくして起きたと言えます。

 

もし、これが真実なのであれば、宮前プロデューサーは、今後同じことが起こらないように、開発人員の拡大をするのか、あるいは、開発ペースを緩めるのかという選択をして、ユーザーに説明するべきではないかと思います。明らかに、このまま走ってはいけない状態であると思います。

 

本当は下方修正だった場合

もう1つの可能性は、本当は下方修正だった、というものです。この件に関しては不具合の発表の遅さがあまりに不自然だったことから、本当は調整ミスによる下方修正であるにも関わらず、それを不具合という形で済まそうとしたのではないか、という声が以前からありました。

 

宮前プロデューサーが言っていることが真実なのか、実は偽りが混じっていて下方修正だったのかは、確かめようがありません。ですからここでは、何が真実かをつきとめることはできませんが、もし下方修正だった場合の問題をあげておきます。

 

 まず、メギド72は、何らかの理由で下方修正という発表を回避したことになります。下方修正とすると、より大きな責任を問われる、と考えたのだとしたらそれは間違いで、結局大きな問題となり全ての魔宝石を返還することになっています。

 

では、次にもし、メギドの調整に問題があった時に、下方修正がきちんとできるのか、ということが気になります。今回のオリエンスの修正に関して、やり方は大きな問題がありましたが、調整そのものは妥当だったと僕は思っています。なので、プロデューサーレターでとても安心したのは、修正を撤回しなかったことです。長い目でゲームのバランスを考えていったときには、その方が良いと僕は思います。

 

でも、それで全員に魔宝石5000個と、ガチャに使った分全てを返還という事態に陥っているわけで、何か調整ミスが起きるたびにそんなことをしていたらもたないでしょう。

 

前回の記事でも書いたことですが、メギドは全てのメギドが活躍できるようにきめ細やかに調整していますが、メギドが増えれば増えるほど、お互いの能力が影響しあって、調整は複雑で難しいものになっていくはずです。

 

プロデューサーレターでは、本来の仕様通りに動いていないので下方修正ではない、ということでしたが、下方修正の場合はどのような形でユーザーに説明し、必要であれば補償を行い、そして調整するのかについて、今後どこかのタイミングで教えて欲しいと強く願っています。僕は、メギド72が、キャラクターの微妙な調整に対して莫大なリスクを負うことは、面白いゲームを作るための大きな障害となり、それはユーザーにとっても決して良いことではないと思います。ユーザーとメーカーの間で一定のルールを共有し、きちんと調整することが可能な状態にしていただきたいと思っています。

 

何に対してのお詫びなのか明確にするべきである

もう1つ、プロデューサーレターと、これはお知らせにも関わってくるのですが、今回のお詫びの魔宝石に関して、これが何のお詫びであるのか、きちんと明確にして欲しいと思っています。これはもしかしたら細かい話でどうでもいいという人もいるかもしれませんが、僕はとても大切なことのように感じています。

 

お知らせには、「一連のご迷惑に関するお詫び」と書いてあります。プロデューサーレターには、お詫びに関して、これから検討するようなことが書かれていて、実際の動きと齟齬を感じます。現場はまだ、混乱しているのかもしれません。

お詫びの量については、予想される反響の大きさをとるか、これまでの不具合としてのものを意識するかに迷いました。
ここについては、お詫びの価値で納得してもらうのではなく、今後のことも考え通常の範囲を選択しました。
ただ、これについては、自分自身の気持ちの部分でも大きく悩むところではあります。
改めて対応を進める段階も含め考慮していきたいと考えています。

今回、メギド72の運営の大きな失敗は、1番最初のお知らせで、不具合があったので、全てのユーザーに魔宝石を100個配布した上、所持している関係するメギドやオーブ1種類につき魔宝石200個を配布する、としたことです。

 

しかし、問題の本質はオリエンスに不具合があったことそのものではなく、不具合によって本来の性能ではない状態で稼働しているにも関わらず、そのことを知らせることができないまま、オリエンスのサバト、そしてオリエンスとコンビネーションで使うことが予想されるフォカロルのピックアップを開催し、ユーザーは誰も不具合を知らずに課金をした、ということです。

 

仮に、フォカロルの固定ダメージレベル×40が、オリエンスの覚醒スキルで連射する全ての攻撃に付与できたら相当強いぞ、と思ってたくさんのお金を使ってしまった人は、後からそれは不具合だったではとても済ませられないでしょう。

 

今回お詫びとして、オリエンス登場の際のサバトと、フォカロルピックアップで使用した魔宝石を全て返還するので、そのことが分かっていないわけではないはずです。魔宝石が返還されたのだから、事実上否を認めたわけで、それでいいという人もたくさんいると思います。

 

でも僕は、意図していないとしても、結果的にユーザーに間違った情報を流した上で商品を販売し、しかもその補償をほとんどしないまま済ませようとしてしまったことを、きちんと宮前プロデューサーの口から謝罪し、今後そういうことが起こらないように努力すると言って欲しかったと思います。今回のもっとも大きな問題はそこだろうと、そう思うのです。

 

その問題がはっきり認識できていることを確認して、これは良くないことだと分かっていることが共有できれば、とても安心できるのです。

 

疑問に思ったことは、そのまま書きました。これからも応援します。そして、現場のみなさまは本当にお疲れ様でした。

現場で開発、運営されている方は、宮前プロデューサーも含めて、大変な思いをして今回のトラブルに対処していると想像しています。自分達が蒔いた種だろう、という意見もあるかもしれませんが、それでも、やっぱり、現場の1人1人は、ほんとに大変で、それでもメギド72がこんなことでダメになってしまわないように踏ん張ってくださったと思うので、感謝に堪えません。

 

多くの人がこれで解決したと思っている時に、余計なことを書いているかもしれないという気持ちもありますし、現場で疲弊されている方々に追い打ちをかけるようなことを言っているかもしれないとも思いましたが、それでも、思ったことをそのまま正直に書くことが、これまで本当に楽しませてもらったゲームに対する自分のとるべき態度だろうと考えて書きました。

 

何か文句ばかり言っているようにも思われてしまうかもしれませんが、手放しで全部解決したと喜べるわけではないとしても、基本的にはとても良かったと思っています。特に、オリエンスの修正が撤回されなかったことは大変に喜ばしいと思います。1番簡単に穏便に済まそうと思えば、修正を撤回することなんです。撤回して、それこそお騒がせしたとしてちょっと魔宝石を配れば、それで済んだ話でしょう。

 

でも、それをすれば今後のゲームバランスに大きなダメージを与えた可能性があります。特に、今後のバレットのデザインに関してかなり制限がもたらされたと思われます。何しろ、最大10連射で全ての効果を混ぜてしまうんですから。オリエンスの覚醒スキルがあることで、強力なバレットは作れなくなるという可能性があります。

 

しかし、その安易な道を選びませんでした。メギドの運営は、ゲームの未来を守るために、ギリギリのところで踏ん張ってくれたと思います。僕はだから、それを信じて、色々疑問や問題についても言いましたが、これから1つずつ解決して信頼を取り戻してくれると思って、変わらず応援したいと思います。

 

本当に、本当に、開発、運営のみなさん、お疲れ様でした。この大きなトラブルがあってなお、メギド72はもっともっと良いゲームになってくれると心から信じています。

 

それでは、次こそは、もっと楽しい記事でお会いできればと思います。